スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「殺戮にいたる病」 我孫子武丸

はじめに
解説や要約ではなく長い小説をショートストーリー化できないか。
ということで我孫子武丸の「殺戮にいたる病」をショートストーリー化してみる。
この小説は叙述トリックに定評がある。

殺戮にいたる病
蒲生稔は普通のセックスには満足できずにいた。
もっと愛を感じられるセックスはないのか。
そして稔は恐ろしいことを思いつく。
死体を相手にセックスするということだ。

ある日、自分が通う大学の学食で見かけた1人の女子大生を相手にこの思いつきを実行した。
死体はラブホテルに放置し、乳房を切り取って持ち帰った。


蒲生雅子は最近息子の様子がおかしいと感じていた。
ガールフレンドが出来たわけでもないのに変な時間に外出することが多い。
夫に相談しようと思ったが、普段から家のことになど全く興味を示さない夫に相談しても「考えすぎだ」と言われるだけだ。

稔は持ち帰った乳房で自慰行為を続けていたが、それでは満足できなくなってきた。
それを家の庭に埋めると、新たなターゲットを求めて車をはしらせた。
ゲームセンターに家出したと思われる若い女性をみつけた。
稔は言葉巧みに家出娘を誘い出すと1人目の大学生と同じようにホテルに連れ込んで首を絞めて殺した。
そして、今度は乳房とともに女性器も切り取って持ち帰った。

それからというもの、稔は次々に女性を殺害していった。
世間では連続殺人事件がニュースになっている。

雅子の息子への疑念も徐々に強くなっていった。
ある夜、雅子は息子が家の庭から何かを掘り出してくるのを目撃する。
そしてそれが人間の一部らしいことを察した。

この連続事件の捜査を担当した刑事は少しずつ事件の犯人を特定しはじめていた。
犯行に使われたと思われる白いセダンがある家を1つ1つ当たっていたとき、
蒲生という家に1人目の被害者が通っていた大学に通う「蒲生稔」という男がいることも突き止めていた。

そして、事件現場付近を操作している時、新たな事件が起きた。
ラブホテルで男が死んだという通報があったのだ。
駆けつけてみると、そこには首を絞められた跡のある女性と胸をさされて息絶えた若い男性が居た。
幸い女性は一命をとりとめていた。
女性の証言から、「ホテルに連れ込んだのとは別の男が部屋に飛び込んできて“ここ数日様子をうかがっていたが、お前は病気だ”と騒ぎ立てた後に刺されて絶命したのだという」

近くには初老の女性が泣き崩れて座り込んでいた。

「息子の様子がおかしいと思ったから後をつけてきたら・・・死んでいるのは息子です。」

蒲生雅子と名乗った女性はそう刑事に話した。

雅子はひどく落ち込んだ様子で、このまま事情聴取をするのは無理だと判断した刑事は一旦雅子を家まで送ることにした。
家に着くと、雅子は勢い良く2階に駆け上がっていった。
その様子に不信感を感じた刑事はその後を追う。

するとそこには、自分の母親を殺し、死体を相手にセックスをしている蒲生稔がいた。

翌日の朝刊はこの事件を次のように報じた。

「大学職員の蒲生稔(43)が都内のラブホテルで息子を殺した後、母親を殺害。この男は先の連続殺人事件の容疑者とみられる。」

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

PR

PR

プロフィール

何でも書くman

Author:何でも書くman
思ったことや備忘録など、とりあえずなんでも書きます。IT系のことや趣味、生活に関わることなども。

ページの先頭へ戻る
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。